進路決定の固定概念から自由になろう!
「物理が得意だから、大学では物理学を勉強しよう」と決めてしまっていませんか?
情報学は理系、地理学や心理学は文系、と思い込んでいませんか?
多くの学問は、文系、理系、どちらからもアプローチが可能です。大学にはみなさんの知らないたくさんの学問領域があります。ただ、大学のホームページや冊子などで得られる情報だけでは、どの学群・学類で何が学べるのかを知ることは難しく、授業を実際に受けたり、先生に話を聞いたりしながら自分が学ぶ学問領域、進む学群・学類を考えていくことが理想ではないでしょうか。
総合選抜・総合学域群は、その理想を叶えてくれる「学び」の場です。
これまでの筑波大学の入試は受験時に学群・学類を決める方式しかありませんでした。令和3年度入試から、総合選抜という入試の方式が加わりました。この方式では「文系」「理系Ⅰ」「理系Ⅱ」「理系Ⅲ」という学群・学類よりも幅広い区分で選抜します。
入学後の1年間は英語をはじめとする外国語や情報、体育などの基礎科目のほかに、様々な分野の専門導入的な科目を学び、1年次の終わりに本人の志望と入学後の成績などに基づいて2年次以降に所属する学類・専門学群が決まります。この1年間の学びの中で、実際に、文系、理系の様々な授業を受けながら自分がどのような学問に興味を持っているのかを考えて、2年次に進みたい学類・専門学群を決めることになります。