Message教員からのメッセージ

青柳 悦子 青柳 悦子 第1類長(人文社会系 教授)
みなさん、進学する大学の学部を選ぶのにどうしていますか?
なんとなく周りの方の助言などで決めていないでしょうか。でも、大学での学びの期間をみなさんが存分に生かすには、高校まで以上に、自分自身の問題意識や関心を磨くことが大事です。特定の学術分野に飛び込んでしまう前に、実際にどんな分野が大学にはあるのかを知り、また学問領域を横断する視野を養えることは、みなさんにとって大きなメリットになります。きっとそこから、自分らしさを生かせる課題が見えてくることでしょう。専攻したい分野を時間をかけて見つけるためにも、また一生役立つ幅広い知的好奇心をはぐくむためにも、大学生活を総合学域群でスタートしてみませんか?
中谷 清治 中谷 清治 第2類長(数理物質系 教授)
高校までに様々な分野を勉強し、興味を膨らませてきたことと思いますが、大学で学修すると考えていたものと異なると感じる分野が多くあります。例えば、高校まではこの分野は物理と直接関係ないと思っていたのに、大学ではこんなに物理が重要なのかと思う分野等があります。また、基礎的な分野と応用的な分野、同じ学問をベースにしても面白さが異なります。いろんな分野の学問に触れて、自分の分野を見つけ、将来について考えることができるのが、総合学域群の特徴です。私も大学1年生のとき、入学した分野と異なる分野に変更しようと悩みました。共に悩み、考えましょう。
松井 圭介 松井 圭介 第3類長(生命環境系 教授)
総合学域群の最大の魅力は、自分の学びたい分野(学類・専門学群)を入学後に決められること。例えば生物学類と生物資源学類、応用理工学類と工学システム学類、皆さんには違いがわかりますか?入学後に先輩から話を聞いたり、実際に講義を受けたうえで希望学類を選択する。文理の壁さえも(意欲と能力次第で)越えられる。それが総合学域群です。希望分野の人気が高ければ、入学後の競争もあるでしょう。でも勉学は大学生の本分、大学進学は目的ではなく、将来を切り拓くための手段なのです。高校時代まで触れることのなかった学問を知り、新たに興味をもつ分野が生まれるのが大学生活の醍醐味。そんな皆さんのつくばライフを本気で応援いたします。
加賀 信広 加賀 信広 アカデミックサポートセンター長(人文社会系 教授)
アカデミックサポートセンターは、総合学域群の学生さんを支援するために、新たに設置される組織です。ここには、各学類・専門学群の教育内容を熟知しているアドバイザーの先生方、全学の教育システムに通じているベテランのコーディネーターの先生方、履修や移行について個々の相談にも応じてくれる専門スタッフなどが所属しています。専門スタッフは本学の卒業生や、みなさんにとって比較的年齢が近い人もいます。事務職員や大学院生のティーチング・アシスタントとも力を合わせて、総合学域群生の学びと生活を精一杯「サポート」します。筑波山のふもと、研究学園都市にある、筑波大学でお待ちしています。
  • 写真:上野 修平 /筑波大生デジタルフォトコンテスト