令和8年度総合学域群学際研究プロジェクトを実施しました!
総合学域群では、学生が自ら設定したテーマについて探究する「学際研究プロジェクト」を実施しています。今年度で5回目の実施となる本プロジェクトでは、8名の学生がそれぞれの興味・関心に基づく研究に取り組み、9月29日に開催した最終報告会をもって全日程を終了しました。
学際研究プロジェクトは、「広い学問的視野に立って学際的な研究を行うための基礎力」を養うことを目的とした自主研究プログラムです。学生の問題意識の多様性を踏まえて、漠然とした疑問を学術的見地からまとめ、具体的に説明できることを目指しています。
最終報告会での発表
学生たちは7月から9月にかけて研究活動に取り組み、最終報告会ではその成果を発表しました。報告会には多くの教員が参加し、学生たちは緊張感のある雰囲気の中で、自身の研究について堂々と発表を行いました。質疑応答では、教員からの研究に関する鋭い質問に対して、研究期間に学んだことを踏まえてしっかりと回答していました。
(発表の様子)



(発表終了後インタビューに答える様子)

全ての発表終了後、参加者全員の発表内容や研究への取り組みを総合的に評価する審査が行われました。最後に表彰と講評が行われ、参加者のこれまでの努力が称えられました。
(表彰の様子)

学生たちの研究テーマ
学生たちはそれぞれの興味・関心に基づき、多様なテーマについて研究を進めました。ここでは、最終報告会での発表タイトルを紹介します。
- 読字障害・書字障害のある子どもの宿題支援― 既存ツール活用ガイドの作成
- ベイズ統合に基づく脳の情報処理とその応用例
- ターン制対戦型ゲームにおけるゲーム性の定量的な分析
- 対面とオンラインでの比較による会話におけるストレス要因の検討
- ミクロな世界のガラス細工の謎に迫る〜有殻藻類の培地による形態の比較〜
- 子どもの「体験格差」問題に向き合う―子どもを対象とした地域活動の実態と社会的意義―
- 立憲君主制の比較―イギリスと日本―
- 和歌の魅力~『萬葉集』石見相聞歌第一歌群から~
※発表順で掲載しています。
参加した学生の感想
学際研究プロジェクトに参加した学生から、プロジェクト期間全体を振り返って次のような感想が寄せられました。
- 専門の先生についてもらい研究できたことは貴重な経験でした。その分野への理解も深まるきっかけになり、移行先を考える指針になりました。
- この研究プロジェクトに短期間で一生懸命取り組んだからこそ多くの得られるものがありました。アカサポの皆様とアドバイザー教員の先生方の丁寧なご指導のおかげでとても充実した夏休みを過ごすことができました。ご迷惑をおかけすることも多かったのですが、親切に対応してくださって本当にありがとうございました。
- 非常に貴重な体験だった。本プロジェクトに参加できて、総合学域群にいられて良かったと思った。
学際研究プロジェクトの魅力と学生たちの参加理由
「研究に興味はあるけれど、何から始めればよいかわからない」 「大学生のうちに、自分の興味を深く追究してみたい」学際研究プロジェクトは、そのような思いを持つ総合学域群生を対象とした自主研究プログラムとして、毎年参加希望者を募集し実施しています。研究テーマの設定から計画の作成、調査・分析、発表まで、教員の助言を受けながら学生自身が行います。
今年度は8名の学生が参加しました。理由はそれぞれ異なりますが、「自分の興味関心を深く探究したい」という共通した思いを持ち、参加を決めています。
- 「総合学域群に所属しているからこそできる事」がしたいと思っていたところ、大学の先生に個別指導をしていただいて研究ができるこのプロジェクトのことを知り、とても貴重な経験ができそうだと感じたため参加しました。
- 自分は、文理に迷っており、研究のイメージがつきにくい文系分野の研究を経験してみたかったから。また、理系であるため、なかなか自分の興味関心のある日本の古典文学を探求する時間がなく、そこについて詳しく学び、理解を深める良い機会になると感じたから。以前から興味があり、考えてみたいことがあったが、こういう機会でないとなかなかできないだろうと思ったから。
- 春季ガイダンスで紹介された動画や、案内のチラシで学際研究プロジェクトの存在を知りました。大学生になったら興味関心のあることについて深く調べてみようと以前から考えていましたので、好機会だと思い、参加に至りました。
研究活動のサポート体制
学際研究プロジェクトでは、学生が主体となって研究を進めます。一方で、研究活動を円滑に進められるよう様々なサポート体制も整えています。
本プロジェクトでは「アドバイザー教員」を設けています。学生1人につき専門知識を有する教員1人が対応し、学生が研究しようとしているテーマに対して、個別指導・助言を受けながら研究を進めることができ、研究方法や進め方に悩んだ際には相談できる体制が整っています。
ご協力いただいたアドバイザー教員
今年度、アドバイザー教員としてご協力いただいた先生方をご紹介します。学生の研究活動を支えてくださった先生方に、心より感謝申し上げます。
- 秋山 肇 先生(人文社会系・助教)
- 井澤 淳 先生(システム情報系・教授)
- 石田 健一郎 先生(生命環境系・教授)
- 川崎 真弘 先生(システム情報系・准教授)
- 三盃 亜美 先生(人間系・准教授)
- 茂野 智大 先生(人文社会系・助教)
- 長谷部 浩二 先生(システム情報系・准教授)
- 三品 拓人 先生(人文社会系・助教)
※五十音順で掲載しています。
今回の学際研究プロジェクトでは、参加学生一人ひとりが自らの関心と真摯に向き合い、研究の楽しさや難しさを体験しました。この経験が今後の大学生活や将来の学びへとつながることを期待しています。
本プロジェクトに参加した学生の皆さん、ありがとうございました。
今後も総合学域群では、学生一人ひとりの興味・関心から始まる主体的な学びを支援していきます。